ヒグマ鍋
禁酒なら何回も成功したさ、もう何百回も成功してる。 私です。
クリスマスあたりまで禁酒することにしました。
色々やらかしたからです。
酒飲みとして恥ずかしい限りです。
今日までは飲みます。
さてヒグマの肉をいただきまして。
3キロほど。
おもったより臭くないというか全然獣臭さありません。
牛に近いというか、ナッツとかミルク系の香りがします。
小さい方を適当に解体していきます。
生で食べたいという気持ちを抑えるのに必死でしたが、冷凍しても寄生虫の可能性があるとの事なので泣く泣くやめました。
自分を褒めたい。
生で食べたくない肉など存在しないのです。
生肉が食べたい。
小さい方だけでこのようになります。
1キロほどありました。
まずは塩コショウで焼いて食ってみようという事でこうなります。
付け合せにニンニク焼いて、あとはわさび醤油でした。
美味いというか、なんですかね、臭みまったくないですしクセもほとんどなく、赤身の美味い熟成牛でも食べてる感覚がします。
脳に色々と化学物質が湧き出てくるのを感じます。
日本人は甘みに対する受容体が多い生物ですが、動物性のこういった旨味にも対応できるという知見を得ました。
赤ワインが欲しい。
鹿肉も存在が確認されました。
鹿はルイベで食べます。
はい。
ニンニクしょうがネギにオリーブオイルとパルメジャーノをかけてます。
ポン酢につけて食べます。
クラシックは念じたら湧き出ました。
財布が軽くなった気がしますが、ままあることでしょう。
翌日この巨大な方をやっていくことにしました。
解凍に時間がかかったためです。
適当に筋ごとに分解していきました。
筋と脂の多い部分は適当に切って煮込みに使います。
脂が美味いというのはわかるのですが、今回は赤身メインでいきます。
部位によっては脂と一緒に切る工夫が必要です。
とりあえず冷凍しておきます。
夕飯に鍋をしようという気持ちになりました。
食べ方がわからないので検索をかけてもヒグマ 食べ方 等でも人間を食べる方が検索に上がってくる上に、熊で検索するとツキノワグマしか出てきません。
納得がいきません。
とりあえず味噌で煮ることにしましょう。
味噌は強いです。
日本古来のジビエの食べ方ですから。
昆布だしにしょうがいれてぶちこみます。
おもったよりアクが出ません。
アクとったら野菜を入れます。
里芋とかジャガイモ入れてもいいなと思いました。
春菊は茎の部分だけ入れます。
麦味噌しかなかったので醤油酒みりん砂糖を入れて火にかけながら練ったものを入れました。
赤味噌のイメージです。
甘めがいいという記憶が以前四国あたりでぼたん鍋を食べた時の記憶が舌から蘇ってきたのでそのようにしました。
1時間程度煮込みましたがなんというか、それっぽくなりました。
春菊入れます。
一人用土鍋にとって食べることにしました。
あらゆる可能性を検討した結果何故かタマゴが追加されました。
不思議ですね。
はい。
圧倒的に美味いです。
牛とか羊に近い旨味です。 旨味の濃さはかなりのもので、しかもクセがないです。
なんでしょうか、初めて食べましたが肉食もする動物の肉はこれほどくさみがなくて大丈夫なのでしょうか。
時期がよかったというのもありそうですが、いやしかし美味い。
言語がわからなくなりとめどなく酒とビールを飲み続けます。
残った汁を割り下に見立てて醤油砂糖を追加して分厚く切った肉と春菊を足しました。
半生くらいに火を通してたべましたが、美味く美味いです。
これくらいの方が私は好きです。
柔らかさもこちらの方がいいので次はそうしようと思います。
当たり前のように舌がしびれるほど旨味が強く、ヒグマいいですねヒグマ。
残った肉は年末に向けてローストしようと予定は未定しています。
いい経験をしました。
旨味だけで脳が痛みを覚えるくらい濃いです。
酔い過ぎたかもしれません。
本来であれば前日から禁酒する予定でしたが、ヒグマがあると聞いては無理ですので明日からになりました。
自らの弱さを自覚しましょう。
それでは良いお年を。